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マスクの役割と必要性はなぜ食い違うのか?

生活情報

洗ってまでマスクをつける必要性があるのか?を考える

・マスクが手に入らない!
・じゃあ、洗って使おうかな…
・でも洗ったマスクって、効果がないっていうよね?
・そもそも健康な人はマスクをしなくてもイイらしいぞ…
・じゃぁ、マスクしない?
・でもこわいよね。
・じゃぁ、マスクする?
・でも、もう残り少ないよ。
・簡単には手に入らないし…

やっぱり、洗って使う?

使い捨てマスクを捨てる前に洗顔料で洗って使ってみたら密着度は落ちるが使えそう!
...

そんな堂々巡りの状況下、まず考えることは「マスクの役割」と「マスクの必要性」だ。
この事について、様々な意見がある。

「症状がない場合はマスクはいらない」という考え方

この場合、基本的なことは「マスクでは完全にウィルスは防げない」という考え方。さらに「マスクの供給不足に拍車をかける」という危惧もある、という。

WHOの場合

信頼性がありそう、と言えばWHO(世界保健機関)だが、彼らが出した見解(新型コロナウイルスの感染予防に向けたマスクなどの適切な使い方の指針)はこうだ。

「一般人でマスクが必要なのは、咳やくしゃみなどの症状がある人で、飛沫感染の防止に効果がある」
「咳やくしゃみといった症状がない人は、予防目的で学校や駅、商業施設など公共の場でマスクを着用する必要はないとして、供給不足に拍車を掛けないためにも過度の使用を控えるように」だ。

CDCの場合

CDC(アメリカ疾病対策センター)は、「特別な状況にないかぎり、感染を避けるという目的で症状のない人がマスクを着用することは推奨しない
「人混みを避けられない場合や、妊婦や高齢者など発症するとリスクが大きい人や、家族などでそうした人と接触する場合は、マスクを使用してもいい」としている。

「マスクでは完全にウィルスは防げない」根拠とは

マスクで完全にウイルスを防げない理由は「コロナウイルスが小さい」から、らしい。

コロナウイルスの大きさ=0.1ミクロン
インフルエンザウイルスの大きさ=約1ミクロンだが水分と一緒に5ミクロンの飛沫になるそうだ
スギ花粉約30ミクロン

通常の使い捨て(不織布)マスクは3ミクロン~5ミクロンを捕集するようにできているという。
数字を見ればわかる通り、インフルエンザは何とか食い止められそうだが、コロナウイルスは、マスクの穴が大きすぎ、楽々通過してしまうというわけだ。

ちなみに…布やガーゼマスクをつける本来の目的は防塵、保湿、乾燥防止だと言われている。不織物マスクとの違いはフィルターがないこと、だそうだ。

だが、一方で「症状がない場合でもマスクはする」という考え方もある。

症状がない場合(または健康な人)でもマスクはする、という考え方

一方で「咳エチケット」という言葉がある。

厚生労働省の「咳エチケット」

厚生労働省 新型インフルエンザ専門家会議…
「症状のある人が、咳・くしゃみによる飛沫の飛散を防ぐために不織布(ふ しょくふ)製マスクを積極的に着用することが推奨される(咳エチケット)」

厚生労働省は3つの「咳エチケット」として
1.マスクを着用する。
2.(咳が出そうな時?)ティッシュ・ハンカチなどで口や鼻を覆う。
3.(咳が出そうな時?)上着の内側や袖(そで)で覆う。
…という事を推奨している。

さらに…
健康な人がマスクを着用することにより「机、ドアノブ、スイッチなどに付着したウイ ルスが手を介して口や鼻に直接触れることを防ぐので、ある程度は接触感染を減らすことが期待できる

ウイルスを含んだ飛沫は、不織布製マスクのフィルターにある程度は捕捉される」(しかしながら、感染していない健康な人が、不織布製マス クを着用することで飛沫を完全に吸い込まないようにすることは出来ない)

ちなみに…新型コロナは飛沫感染・接触感染が原因。ウイルスが口や鼻(目も?)から入るという事から「人は無意識に平均して一時間に23回顔を触る」という論文が注目されているらしい。

これが、本当なら口や鼻を覆うマスクをすることで、ウイルスが口や鼻(目も?)から入る感染リスクをが減ると考えるのは自然だ。

北海道知事の場合

「無症状の人から飛沫(ひまつ)感染することも考えられ、(マスクをする)意味はある!」と話したのは、全国最多の感染者が出ている北海道の若き鈴木北海道知事だ。

いち早く学校の休校や、週末の外出を控えるよう呼びかけたり、その若さとイケメン度も含め、注目されている。

マスクをしての記者会見に賛否両論ある中で、しっかりとした話し方に私は好感が持てた。

全国最多の感染者がいる北海道。道民はただでさえマスクをしたがっているだろう。彼は、道民の代表、その気持ちを理解しているからこそ、マスクをしているのではないだろうか。

マスクが無くなってしまったら?

国がマスクを確保してくれようと頑張ってくれているようではある。
実際北海道の富良野とかには、配られたというニュースも聞こえている。

だが、実際マスクがなくなる前にコロナが収まってくれる確証がない以上、手元にマスクがなくなるのはかなり不安だ。

使い捨てマスクは基本1日1枚だという。
30枚しかなかったら、1ヶ月しかもたないのだ。

ここ数日、どこにいってもマスクは売っていない。
無くなったら、マスクをしないで歩かなければならない。

よもやマスクをしないからと言って、どこぞの国のような追い出しや暴力は、日本ではないとは思うが、それでも気になる…。

私は健康だが、やはりマスクはできるだけ洗って使おうと思っている。

使い捨てマスクを捨てる前に洗顔料で洗って使ってみたら密着度は落ちるが使えそう!
...

まとめ

「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」は、昨年12月以降発生したものなので、今のところ特効薬もなく、その感染経路は判明しずらく、若者は重症化しにくく、逆に高齢者の致死率が高く、目に見えないというやっかいなものだ。

これと言った特効薬もないのだから、医者や感染専門家の意見の食い違いは、起きて当然なのだろう。これが正しいと言い切れる確信は誰も持てないのだろう。今できることはインフルエンザとの比較で対処法の案を出していくにすぎない。

もちろん素人である私たち一般人は、こぼれ落ちたいろんな情報に振り回されて、少々疲れ気味だ。

マスクをつけるか、つけないか、洗うか、捨てるか、なくなったらどうする?いつになったら収束するんだろう?とおろおろするだけだ。

「健康ならマスクは必要ない」と言われながらも、どこの誰が保菌者か分からない中で、いつうつされててもおかしくない状況で、やはりマスク無しの状況は不安だ。

いつ手に入れることができるか分からないマスク。
一日使用で捨てることが推奨されているとはいえ、破れているわけでもなく、汚れて見える訳でもなく、見た目は綺麗だし、物を捨てる、ことに抵抗ある時代に生まれた年代だからかもしれないが、本当に捨てるのがもったいないと思うのは私だけだろうか?